After Effectsのwiggleについてお探しですね。

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After Effectsで手ブレや揺れを簡単に作れる「wiggle」の使い方

After Effectsで手ブレっぽい映像や、文字・図形をランダムに揺らしたいとき、キーフレームをいくつも打って調整するのって大変ですよね。

そんなときに便利なのが「wiggle(ウィグル)」というエクスプレッションです。

wiggleを使えば、位置・回転・スケール・不透明度などに自動でランダムな動きをつけられて、手ブレ、振動、ふわふわした浮遊感、ノイズみたいな動きを短いコードだけで作れます。

この記事では、After Effects初心者の方でも使えるように、wiggleの基本から実践的な使い方、自然に見せるコツまで解説していきます。

wiggle(ウィグル)って何?ランダムな揺れを自動で作れる便利な機能

wiggle(ウィグル)は、After Effectsのエクスプレッション機能で使える代表的な命令です。

エクスプレッションというのは、プロパティに数式や簡単なコードを入力して、動きを自動でコントロールできる機能のこと。

普通、手ブレみたいな細かい揺れを作ろうとすると、位置や回転にたくさんのキーフレームを打って、ちょっとずつ数値を変えていく必要がありますよね。

でもwiggleを使えば、その面倒な作業がぐっと楽になるんです。

基本の書き方はとってもシンプル。

たとえば位置プロパティに次のように入力すると、レイヤーがランダムに揺れます。

“`jsx
wiggle(5, 20)
“`

この場合、最初の数字「5」は1秒間に揺れる回数、2つ目の数字「20」は揺れの大きさを表しています。

つまり「1秒間に5回、最大20ピクセルくらいの範囲でランダムに動く」という意味になります。

位置に入れれば上下左右に揺れるし、回転に入れれば角度が揺れる、スケールに入れれば大きさがランダムに変わります。

wiggleの良いところは、キーフレームを使わずに自然な不規則さを作れること。

機械的に同じ動きを繰り返すんじゃなくて、毎フレームちょっとずつ違う値を生成してくれるので、手持ちカメラの揺れとか、風で揺れるテキスト、振動するUIパーツなんかにぴったりです。

ただ、思い通りの動きにするには、数値の意味を理解して調整することが大事。

数値を大きくしすぎると画面が激しく揺れすぎて見づらくなっちゃうので、最初は小さめの値から試してみるのがおすすめです。

基本の使い方:位置・回転・スケールにwiggleを設定する手順

wiggleを使うには、まず揺らしたいレイヤーのプロパティを表示します。

たとえば位置を揺らしたいなら、レイヤーを選択して「P」キーを押して位置プロパティを表示。

次に、WindowsならAltキー、MacならOptionキーを押しながらストップウォッチアイコンをクリックします。

するとエクスプレッションの入力欄が出てくるので、そこにwiggleの式を入力すればOKです。

基本の書き方はこんな感じ。

“`jsx
wiggle(頻度, 振幅)
“`

頻度は「1秒間に何回ランダムに変化するか」、振幅は「どのくらい大きく揺れるか」を表します。

たとえば、ゆっくりした揺れなら「wiggle(1, 30)」、細かい手ブレなら「wiggle(8, 5)」みたいに設定します。

同じ振幅でも頻度が高いほど細かく震える感じになって、頻度が低いとゆったり漂うような印象になります。

位置だけじゃなくて、回転やスケールにも同じ考え方で使えます。

回転に「wiggle(3, 2)」を入れると、1秒間に3回くらい、最大2度前後の角度で揺れます。

スケールに「wiggle(2, 5)」を入れると、サイズがランダムに拡大縮小します。

ただ、スケールに大きな値を入れると映像が不安定に見えやすいので、ロゴやテキストでは1〜3くらいの小さな振幅から試すのが良いですね。

実際の制作では、どのプロパティに入れるかで印象がガラッと変わります。

カメラの手ブレを表現したいなら、位置と回転の両方に軽くwiggleを入れると自然です。

テキストをちょっと不安定に見せたいなら、位置だけじゃなくて不透明度や回転にもごく小さく加えると、アナログ感や緊張感を出せます。

逆に、商品紹介とか読みやすさが大事な映像では揺れを控えめにして、見やすさを損なわない範囲で使うことが重要です。

実践例:手ブレ・振動・浮遊感を作るwiggle設定

手ブレ風の映像を作るなら、まず位置に小さめのwiggleを設定しましょう。

たとえばカメラで撮影したような自然な揺れなら、位置に「wiggle(4, 8)」、回転に「wiggle(3, 0.5)」くらいを入れると、あんまり目立たない程度の揺れを作れます。

さらにモーションブラーを有効にすると、動きに残像感が加わって、より映像っぽい手ブレになります。

手ブレは激しければリアルになるってわけじゃなくて、被写体の見やすさを保ちながら微妙に動かすのがポイントです。

強い振動を作りたいときは、頻度を高めて振幅もちょっと大きくします。

たとえば衝撃、爆発、機械の振動、ホラー演出なんかでは、位置に「wiggle(20, 10)」みたいな設定を使うこともあります。

ただ、これをずっと続けると画面がうるさくなっちゃうので、必要な場面だけに限定するのが自然です。

揺れを一部分だけにしたいときは、エクスプレッションを入れた上でプロパティの値をキーフレームで調整したり、調整レイヤーやヌルオブジェクトを使って揺れの対象をまとめたりすると管理しやすくなります。

反対に、ゆらゆら浮かぶような動きを作りたいときは、頻度を低くして振幅を少し大きめにします。

たとえば背景の装飾、雲、アイコン、字幕まわりの飾りには「wiggle(0.5, 20)」みたいな設定が合います。

1秒間の変化回数を少なくすることで、細かい震えじゃなくて、ゆっくり漂う印象になるんです。

浮遊感を出すなら、位置だけじゃなく回転にも「wiggle(0.3, 3)」みたいな弱い揺れを加えると、単調な感じを避けられます。

wiggleの数値に正解があるわけじゃありません。

映像の解像度、レイヤーのサイズ、カメラの距離、フレームレートによって見え方が変わるので、プレビューしながら調整するのが大切です。

フルHDで自然に見える数値でも、4Kだと揺れが小さく感じることもあります。

また、テキストやUIみたいに読みやすさが重要な要素では、振幅を抑えて、必要なら回転だけとか、位置の片方向だけに制限すると使いやすくなります。

もっと自然に見せる応用テクニックと注意点

wiggleを使いこなす上で覚えておきたいのが、揺れを「必要な方向だけ」に制御する方法です。

位置プロパティにそのままwiggleを入れると、横方向と縦方向の両方にランダムな揺れが発生します。

横方向だけ、または縦方向だけに揺らしたいときは、元の値を利用しながら片方の数値だけをwiggleで変化させます。

たとえば横方向だけ揺らす場合は、こんな風に書けます。

“`jsx
x = wiggle(5, 20)[0];
y = value[1];
[x, y]
“`

この式では、X座標だけをwiggleで動かして、Y座標は元の値のままにしています。

縦方向だけ揺らしたいときは、Xに「value[0]」、Yに「wiggle(5, 20)[1]」を使います。

こういう制御を覚えると、字幕を横にだけ微振動させたり、画面を縦にだけ揺らして地震みたいに見せたりと、演出の幅が広がります。

あと、wiggleのランダムな動きは便利なんですけど、同じような揺れを複数レイヤーに適用すると、動きが似て見えることがあります。

そんなときは「seedRandom」を使って乱数の種を変える方法があります。

乱数の種っていうのは、ランダムな値を生成するための基準みたいなもの。

レイヤーごとに違うseedRandomを指定すると、似た設定でも違う揺れ方にできるんです。

“`jsx
seedRandom(index, true);
wiggle(3, 15)
“`

ここで使ってる「index」はレイヤー番号を表します。

複数のレイヤーに同じ式を入れても、レイヤーごとに違うランダムな動きになりやすくなります。

背景の粒子、複数のアイコン、装飾パーツなんかをバラバラに揺らしたいときに便利です。

さらに、カクカクしたデジタルノイズ風の揺れにしたいときは「posterizeTime」と組み合わせる方法もあります。

posterizeTimeは、エクスプレッションの更新頻度を制限する命令です。

たとえば「posterizeTime(6)」を加えると、1秒間に6回だけ値が更新されるので、滑らかな揺れじゃなくて、コマ落ちしたようなランダム感を作れます。

グリッチ表現、古いビデオ風、ホラー系のタイトル演出なんかに向いてます。

“`jsx
posterizeTime(6);
wiggle(10, 25)
“`

注意点として、wiggleは便利な反面、使いすぎると映像全体が落ち着かなくなります。

特に文字情報や商品画像、人物の顔など、視聴者にしっかり見せたい要素に強い揺れを入れると、内容が伝わりにくくなっちゃいます。

手ブレをリアルに見せたい場合でも、メインの被写体が読める・見える範囲に収めることが大切です。

After Effectsでは、エクスプレッションを後から数値だけ変更できるので、まずは控えめに設定して、必要に応じて強くしていくと調整しやすくなります。

まとめ

wiggleは、短いコードで手ブレやランダムな揺れを自動で作れる、すごく実用的なエクスプレッションです。

基本の「wiggle(頻度, 振幅)」を理解すれば、位置、回転、スケール、不透明度などいろんなプロパティに応用できます。

さらに、方向の制御、seedRandom、posterizeTimeなんかを組み合わせることで、ただのランダムな揺れじゃなくて、目的に合った自然なモーションを作れるようになります。

キーフレーム作業を効率化したい方や、映像にさりげない動きを加えたい方は、まず小さな数値のwiggleから試してみてください。

慣れてくると、いろんな表現に使える便利な武器になりますよ。

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