After Effectsのイージーイーズについてお探しですね。
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After Effectsで動きを滑らかにする「イージーイーズ」を初心者向けに解説
After Effectsで文字や画像を動かしたとき、「動き始めや止まり方がカクッとして変だな」と感じたことはありませんか?そんなときに使うのが「イージーイーズ(イージング)」という機能です。
この記事では、動きを滑らかにするイージーイーズのかけ方、解除の仕方、便利なショートカット、さらにグラフエディターを使った調整方法まで、初心者の方にも分かりやすく説明していきます。
1. イージーイーズって何?なんで動きが滑らかになるの?
イージーイーズとは、キーフレーム間の動きをなめらかにしてくれる機能のことです。
普通にキーフレームを打っただけだと、最初から最後まで同じ速さで動く「リニア」という動きになります。
これだと、ちょっと機械的というか、硬い感じの動きになっちゃうんですね。
でもイージーイーズを使うと、動き始めはゆっくり、途中で速くなって、止まる前にまたゆっくりになるという、人間が見て自然に感じる動きになります。
実際の物が動くときって、急に動き出したり急に止まったりしないですよね?それと同じイメージです。
例えば、テキストが画面の外から中央に移動するアニメーションを作るとします。
リニアのままだと、テキストが同じスピードでスーッと動いて、ピタッと止まります。
これがちょっと不自然に見えることがあるんです。
イージーイーズをかけると、テキストが少しずつ加速して、目的の場所に近づくにつれてゆっくり減速するので、見ている人にとって心地よい動きになります。
イージーイーズは位置だけじゃなくて、大きさ(スケール)、回転、透明度など、いろんなプロパティで使えます。
ロゴアニメーション、テロップの出し入れ、図形の動き、UI風の演出など、プロの現場でもほぼ必ずと言っていいほど使われている基本テクニックです。
ただし、「とりあえず全部のキーフレームにイージーイーズをかけておけばOK!」というわけではありません。
どこをゆっくり見せたいのか、どこをサッと通過させたいのかを考えながら使うことで、より伝わりやすいアニメーションになります。
2. イージーイーズのかけ方とショートカット
イージーイーズのかけ方は、実はとってもシンプルです。
まず、タイムライン上で動かしたいプロパティにキーフレームを打ちます。
例えば位置を動かすなら、レイヤーを選んで「P」キーを押すと位置プロパティが表示されます。
スタート地点とゴール地点にキーフレームを作ったら、滑らかにしたいキーフレームを選択して、右クリック→「キーフレーム補助」→「イージーイーズ」を選びます。
これでキーフレームの形が変わって、速度変化がついた状態になります。
でも毎回右クリックで選ぶのは面倒ですよね。
そこで覚えておきたいのがショートカットです。
イージーイーズの基本ショートカットは**「F9」**。
キーフレームを選んだ状態でF9を押すだけで、一発でイージーイーズがかかります。
めちゃくちゃ便利です。
ただし、ノートパソコンやMacの環境によっては、「fn」キーと一緒に押さないと反応しないことがあります。
F9を押しても何も起きない…という場合は、パソコンのキーボード設定やAfter Effectsのショートカット設定を確認してみてください。
イージング系のショートカットには、実はいくつか種類があります。
– **イージーイーズ**:F9
– **イージーイーズイン**:Shift + F9
– **イージーイーズアウト**:WindowsはCtrl + Shift + F9、MacはCommand + Shift + F9
「イージーイーズ」「イージーイーズイン」「イージーイーズアウト」って、名前が似ててややこしいですよね。
簡単に説明すると、こんな感じです。
– **イージーイーズ**:動きの始まりも終わりも両方なめらかにする(一番よく使う)
– **イージーイーズイン**:キーフレームに入る直前(止まる直前)をゆっくりにする
– **イージーイーズアウト**:キーフレームから出た直後(動き始め)をゆっくりにする
最初は普通のイージーイーズ(F9)だけ使えば十分です。
慣れてきたら、「動き出しだけゆっくりにしたい」とか「止まり方だけ調整したい」というときに、インとアウトを使い分けるといいでしょう。
3. イージーイーズを解除してリニアに戻す方法
イージーイーズをかけた後に「あれ、思ったよりもたついてるな」とか「やっぱり一定の速さのほうが良さそう」と感じることもあります。
そんなときは、イージーイーズを解除して元のリニアな動きに戻せます。
解除したいキーフレームを選んで、右クリック→「キーフレーム補間」を開きます。
その中の「時間補間」という項目を「リニア」に変更すれば、イージングによる速度変化が解除されて、一定速度の動きに戻ります。
「F9をもう一回押せば解除できるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそうはいかないんです。
F9はあくまで「イージーイーズを適用する」ためのショートカットなので、確実に解除したいときは「キーフレーム補間」から手動でリニアに戻すのが確実です。
特に複数のキーフレームを一気に編集しているときは、意図せず一部だけイージングが残っちゃうこともあります。
タイムライン上のキーフレームの形(アイコン)を見れば、どれにイージングがかかってるか分かるので、確認しながら作業するといいですよ。
イージーイーズを解除したほうがいい場面もあります。
例えば、テンポの速いカット割り、機械的なUIアニメーション、数字のカウントアップ、一定速度で流れる背景などです。
すべての動きを滑らかにすればいいってわけじゃなくて、あえてリニアにしたほうが情報が伝わりやすいケースもあるんです。
例えば、数字が増えていく演出に強いイージングをかけると、前半がゆっくりで後半が速くなるので、数字が読みづらくなることがあります。
イージーイーズは便利だけど、「自然に見せたい動き」と「正確に見せたい動き」を使い分けることが大事です。
4. グラフエディターでもっと細かく調整するコツ
イージーイーズをかけるだけでも十分動きは滑らかになりますが、もっとカッコよく、もっと自然な動きにしたいなら「グラフエディター」を使ってみましょう。
グラフエディターは、キーフレーム間の速度や値の変化をグラフで見ながら編集できる機能です。
タイムラインの上のほうにあるグラフのアイコンをクリックすると表示されます。
イージーイーズをかけたキーフレームには、ハンドル(調整用の取っ手みたいなもの)が表示されるので、これを動かすことで加速や減速の強さを細かくコントロールできます。
最初に見るべきなのは「速度グラフ」です。
これは、その名の通り速度の変化が分かりやすく表示されるグラフです。
山が高いところは速く動いていて、低いところはゆっくり動いているという意味です。
例えば、ロゴがスッと入ってピタッと止まる動きにしたいなら、動き始めから素早く加速して、最後にしっかり減速する形にします。
逆に、ふわっと柔らかい動きにしたいなら、加速も減速も緩やかにして、全体をなだらかな形にします。
数字だけで考えるより、グラフの形を見ながら調整したほうが、動きの違いが分かりやすいです。
実際の制作でよく使う調整のポイントは、こんな感じです。
– **速く見せたい部分**は、グラフの山を高くして動きにメリハリをつける
– **ゆっくり止めたい場所**は、キーフレーム付近の傾きをなだらかにする
– **もたついて見える場合**は、イージングを弱めるか、キーフレーム同士の間隔を短くする
イージング調整でよくある失敗は、「滑らかにしよう」と思って動きを遅くしすぎることです。
特にテロップやバナーみたいに短時間で情報を見せるアニメーションでは、イージングをかけすぎると表示が遅れて、テンポが悪く感じられることがあります。
動きを滑らかにする目的は、ただゆっくり動かすことじゃなくて、見ている人が違和感なく情報を追えるようにすることです。
だから、実際に再生しながら「気持ちよく見えるか」「情報がちゃんと読めるか」「止まり方が変じゃないか」を確認することが大事です。
まとめ
After Effectsで動きを滑らかにするには、まず**F9でイージーイーズをかける**、必要に応じて**イージーイーズインやアウトを使い分ける**、最後に**グラフエディターで微調整する**という流れが基本です。
解除したいときは、キーフレーム補間から時間補間を「リニア」に戻せばOKです。
最初から完璧なグラフを作ろうとしなくて大丈夫。
短いアニメーションで「リニア」「イージーイーズ」「グラフ調整後」を見比べながら練習すると、動きの違いが自然に分かるようになります。
イージーイーズは、After Effectsのアニメーションのクオリティを大きく上げてくれる基本機能です。
ショートカットと解除方法をセットで覚えておくと、作業スピードも仕上がりも確実に良くなります。
ぜひ実際に触りながら、自分なりの心地よい動きを見つけてみてください!
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